LPガスの学校

都市ガスとLPガスの違い(5)危険性と安全性

LPガス業界は、昭和61年から全国で約4,000億円という巨額を投じ、LPガス業界の自主運動として安全機器(マイコンメーター、警報器、ヒューズコック)の取り付けを開始し、現在普及率はほぼ100%に達しています。
そのため、LPガスに起因する事故も、次表のとおり年々減少しています。また、都市ガスよりプロパンガスの方が事故の発生は少なくなっています。

事故発生件数(消防庁調べ、漏えい事故と爆発・火災事故の合計)

安全対策

プロパンガスの消費家庭では、メーターとコンロの間でガス漏れがあった場合、警報器でガス漏れを知らせるとともに、メーター、ヒューズコックが作動してガスをストップします。

集中監視システムの採用

これは、電話回線で結んだ中央監視センターで24時間消費者宅のガス漏れを見張るとともに、万一のガス漏れについては、直ちに消費者に電話連絡して安全指示をするほか、留守の場合は自動的にガスを止めたり、保安員が急行して事故を未然に防止するシステムです。

災害に強いエネルギー

LPガスは、ボンベを配送して供給する分散型エネルギーであるため災害に強いエネルギーです。被害を最小限に抑え、調査・点検が1戸単位で行なうことができるので迅速な復旧が可能です。また、避難所等への燃料供給の対応にも最適です。

新潟県中越沖地震におけるライフライン復旧グラフ

(出所:(株)石油化学新聞社)

阪神大震災におけるライフラインの復旧状況

※LPガスは要点検戸数、都市ガスは供給停止戸数、電気は停電戸数、水道は断水戸数
※3月10日以降の都市ガスの供給停止戸数は、当面都市ガス使用が見込めない焼失・倒壊家屋165,000戸を除く
出所:「防災都市づくりへの提言」日本LPガス団体協議会

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